HPの上下にコマーシャルが入り見づらいかと思いますが、無料webのため ご了承下さい。

 1.先土器・縄文時代  2.弥生時代  3.古墳時代  4.飛鳥時代  5.奈良時代
 6.平安時代  7.鎌倉時代  8.室町時代  9.戦国時代 10.安土桃山時代
11.江戸時代 前期 12.江戸時代 中・後期 13.さいたまの江戸 14.江戸時代 幕末 15.明治時代
16.大正時代 17.昭和時代 18.平成時代 19.韓国  20.その他
蝦夷との戦い        
    蝦夷との戦い(朝廷の東国支配の変遷)
              古代の冊 志波城跡・胆沢城跡を訪ねて 〜

古代の冊 志波城跡(岩手県盛岡市

  志波城は、古代東北地方に造営された城冊の一つである。古代日本では、大化の改新(645年)を契機として「律令」という法律を基に、全国を国・郡・里という行政単位で朝廷が土地と人々を直接支配し、税を納めさせていましたが、東北地方の人々はそれに従わず蝦夷(エミシ)」と呼ばれていた。そのエミシを統治するために設置された行政施設が「城柵」だ。

外郭南門・外郭築地塀・櫓をはじめ、政庁南門・築地塀として官衙建物が当時の技術にならい復元されており、当時の様子がわかりやすい。

写真をクリックすると大きくなります。      アンダーラインのある青または紫色の文字をクリックすると詳細が見られます。

志波城跡は、北上川雫石川の合流点付近に広がる平坦地であり、交通の要衝だった。
瓦が発見されておらず、急いでこの城をつくったと思われる。

外大溝から見る、外郭南門
 
志波城の周りは、928m四方の土塁を伴う外大溝に囲まれている。

外郭南門
 壮大な五間一戸の門。胆沢城と共に、城冊で最大規模のもの。

築地塀と櫓
 城の外郭(外まわり)は外大溝の内側に、840m四方の築地塀(土を層状につき固めた土塀)があった。
 また、兵士の見張り所である櫓が約60m間隔でならぶ。

 

南大路
 外郭南門から政庁に向かう。道幅は当時のまま。
 道の左右には、竪穴式住居跡が密集し、当時1200〜2000棟の住居があったと推定され、多くの兵士(関東や甲信越から徴発された)が駐屯していたことがわかる。

 

政庁南門をくぐり、政庁
 政庁では、朝貢する蝦夷に、位階や禄物を与えてもてなす儀式が行われた。今は何もないが、政庁内部には、高床の正殿と東西脇殿がコの字形に配置された。
 岩手山がきれいに見える。

 

官衙の建物(南東)
 政庁のまわりの官衙建物で、役人が政務を行っていた。この建物の柱には、ヒバが使われている。 現在この建物の中には、志波城についての資料が展示してある。

出迎えてくれる平安時代の役人
 役人の道具には、円面硯(えんめんけん、硯)・刀子(木を削る)・筆・木の札などがある。

 
志波城の様子
 

役人の上着の色
 鎮守府副将軍をトップに位階によって上着の色が決められていた。

 

上級役人と下級役人の食事例  役人によってこうも食事が違う。では、一般庶民は……          上級役人は…


古代の冊 胆沢城跡(岩手県奥州市

  胆沢城802年に 桓武天皇の名を受けた征夷大将軍坂上田村麻呂により802年に造られた平安時代の城柵跡で、一辺675mの築地(土をつき固めた堀)で区画されていた。蝦夷征討の軍事拠点というよりは、律令体制拡大のための「役所」であった。城内には政庁や官衙など、用途に応じた建物などの配置がなされていた。これらを結ぶ道、特に外郭南門から政庁までの12m幅の大路は、よく整備されていた。

すぐ近くの奥州市埋蔵文化財調査センターには、胆沢城・朝廷と蝦夷の関係を示した資料がたくさんある。
胆沢城跡              城内には溝や礎石跡が残っている。 胆沢城模型
 外郭南門から政庁前門、政庁南門と南大路を通り、政庁へとたどりつく。
政庁正殿跡
 胆沢城の中心的建物。東西約18m、南北約12mの礎石建物で屋根を瓦でふいていた。土間で、机・いすを使っていた。
 右奥に、鎮守府八幡宮が見える。城の東北(鬼門)に置かれ、801年、坂上田村麻呂建立と伝えられる。源頼義義家父子が前九年の役の戦勝を祈願したとも伝えられる。
アテルイのイメージ肖像画   阿弖流為…胆沢地方の蝦夷の首長。789年、征東大将軍紀古佐美率いる政府軍を迎え討ち勝利した。しかし、征夷大将軍となった坂上田村麻呂が801年に征討を始めると、翌年降伏。京に送られ、田村麻呂の助命嘆願の甲斐なく、腹心モレとともに、河内国で処刑された。   蝦夷の兜             字型に曲げた鉄板の両端を前で合わせ、桃実形(ももざねがた)に作った衝角付兜   蝦夷の首飾り(この墓に埋葬された蝦夷は、今でも高価な宝石を身に付けていた。)  と蕨手刀(柄頭がわらびの若芽に似ているからこうよばれる)        築地の造営復元模型と建物の柱(クリの木)
版築土、つき棒でついて、固める。

 

 1.先土器・縄文時代  2.弥生時代  3.古墳時代  4.飛鳥時代  5.奈良時代
 6.平安時代  7.鎌倉時代  8.室町時代  9.戦国時代 10.安土桃山時代
11.江戸時代 前期 12.江戸時代 中・後期 13.さいたまの江戸 14.江戸時代 幕末 15.明治時代
16.大正時代 17.昭和時代 18.平成時代 19.韓国  20.その他