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島原の乱・原城     
      島原の乱の地・原城(長崎県南島原市)を訪ねて 〜

原城跡

 1496年、領主有馬貴純によって築城されたが、江戸時代元和の一国一城令で廃城となった。城は、海岸に突き出した標高31mの丘に築かれ、本丸、二の丸、三の丸天草丸などから構成されており、周囲は約4q、有明海に面した断崖を背負い、前面に低湿地が広がる要害な地形。城の中心部は総石垣の堅固な城郭であり、幕府の大軍も簡単に攻め落とすことができなかった。このため、幕府軍は城に対面する丘陵地帯に厳重な包囲陣を築いて厚城を包囲した。

島原の乱…1613年、徳川幕府キリシタン禁教令により、キリシタンに対する弾圧は勢いを増し、中でも島原半島の迫害は壮絶なものであった。領主、松倉重政による森岳城(島原城)築城のための過酷な使役と重税、さらに数年間の飢饉と悪条件が重なったため、領民の不満が一気に爆発した。
 1637年10月25日、各村で代官殺害事件を引き起こし、翌26日、その勢いは増し、領主松倉のいる島原城へと襲いかかった。11月9日、島原の乱鎮圧のための幕府軍が派遣されると、12月3日から男女合わせて3万数千人の一揆勢が廃城となっていた原城に立て籠もり、新たに塀や土塁などを築き、大量の武器や食糧を運び込んだ。一揆勢は徳川幕府の鎮圧軍を一度撃退し、幕府軍の司令官であった板倉重昌は討死するが、時の老中松平伊豆守信綱自らが12万という大軍を率いて原城を包囲して総攻撃を命じたため、一揆勢の3ヶ月にわたる抗戦も空しく、1638年2月28日、一揆勢は盟主と仰ぐ天草四郎以下全員が討死して原城は落城した。

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原城
 本丸大手門跡

原城の城壁,櫓台石垣
 この場所は、築城当時店主相当の重層の櫓があったとされている。

左の石垣をのぼる幕府軍と塀の上から石などを投げ落として必死に防戦している一揆軍

この城壁は、海に突きだしている。

本丸の様子            城の一番高い部分。

天草四郎の墓(本丸にある)天草四郎小西行長の家益田甚兵衛好次の子で本名益田四郎時貞といい島原の乱に際し若干15歳という若さで一揆軍の総大将として88日間この原城に籠城し、幕府軍と対立した。四郎はこの本丸で首を切られ、長崎でさらし首にされた。

 

 天草四郎の肖像画

 

天草四郎の像

本丸にある、天草四郎の屋敷跡                 本丸門跡
 本丸門礎石と階段の跡
本丸から二の丸・海をのぞむ

竪穴建物跡群
島原の乱で一揆軍が籠城した際の竪穴跡群。集落を基本に家族単位で使用したと思われ、整然と籠城していたことがわかった。さらに冬場の籠城にもかかわらず個別に炉や釜戸といった暖房や煮炊きにかかわる遺物や遺構の痕跡がなく、籠城中に失火を起こさないようにした大名軍勢並の軍親の存在を物語るものであり、高い規律を守ったことが明らかで、一揆勢の原城への籠城はたいへん組織的であった。

原城を取り囲んだ、幕府の本陣に行ってみる。
本丸大手門跡前の、空堀跡
 本丸を孤立した「島」にするため、島原の乱の際に、防衛のために築かれた。
海から見た二の丸(手前)と本丸(奥) 三の丸にある 板倉重昌の碑
原城跡からの出土品…
幕府の本陣跡
 有馬商業高校(平成19年3月廃校) 寂しい限りです。     
有馬商業高校(廃校)からの原城方面の眺め 実は島原鉄道も、路線短縮によりこの辺りは、廃線。(平成20年3月)地元の方も「さびしい」と嘆いていた。
原城本丸虎口出土人骨(本丸最初の門) 
一揆軍のもの。女性や高齢者のものも多く含まれている。
島原の乱では、籠城した者は皆殺しという、日本史上で最も悲惨な出来事であった。
火縄銃の鉛玉(本丸出土)
大砲の鉛玉
十字架(本丸から人骨と共に出土)
  一揆軍の信者が火縄銃の弾を鋳溶かして、十字架をつくり、一揆軍のキリシタン信仰の結束の強化をはかったものとされる。
 
茶碗(本丸出土)
 
瓶(本丸出土)
 
一揆軍の動きの説明
車で15分位、走り…
       
    有家セミナリヨ跡中須川のキリシタン墓碑
 セミナリヨは、小神学校で全寮制によって約7年の教育を課す機関であった。
       

No.11

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